そらとぶくうどう。

ベリリウムの電脳スペース。空飛ぶ空洞のブログです。

「凡人」をテーマに作文せよ。

凡人をテーマに作文せよとのことだったので、命令に従った。

(KADOKAWAの新卒採用を志望した方なら分かると思います。)

その出力したものが紙束の中から出てきてたのでここに記す。

 

タイトル:特別になる

 

凡人とは才能のない者なのだろうか?特別になるためにはいったいどうすれば…

若い頃は誰しもが自分のうちの隠れた才能の発現を期待したのではないだろうか。しかし、そうした期待は年齢を重ねるごとに薄れ、ついには自分で自分の才能を見限ってしまう。

ところでこの文章を書いている彼にはすごい才能などなにもない。むしろ不器用の塊、凡人の中の凡人といって差し支えない器の持ち主だが、その彼がこの度結婚することになった。そして実は、その相手というのがあのアイドルAだったのだ。先日の同窓会の場で控えめにその事実を発表した彼は周りの注目を一身に受け、その日その場のスターとなった。

すると興味津津な様子で一人の女性が彼に近づいて聞いた。

「プライベートの彼女ってどんな人なの?」

彼は答えた。

「どうって、普通の女の子だよ。」

 

わたしは、この会話のなかに「特別になる」ためのヒントが隠されていると思った。

 

 

(399/400文字)